ゲイはムチ打ち!?知られざるシンガポールのLGBT事情

はじめに

この記事では一部の方にとって、かなりセンシティブな内容について書いています。 私自身は「ストレート」ですが、性の多様性については寛容的でありたいと思っています。この記事の目的としては、先進国家であるシンガポールの裏事情として啓発的な情報を発信すること、としているのでご了承ください。

わさび

シンガポール国立大に留学している、わさび (@WabiSabi_Hack) です!

ショッキングなタイトルですが、シンガポールの法律で定められている事実です。

シンガポールに来てから8ヶ月が経ちましたが、LGBTである友人も数人できました。

いわゆる「カミングアウト」を初めてされたのですが、「シンガポールから出て行きたい!」と言う話を聞いていくうちに、LGBTの人権を認めない信じられない事情が浮き彫りになってきました!

この記事の内容
この記事では、シンガポールのLGBT事情として「ゲイ」が法律で違反とされている事実についてまとめます!

シンガポールは超保守的国家!

シンガポールと聞いて、どのようなイメージを持ちますか?

東南アジアのハブ」であったり、最近は「女子旅の人気旅行先」としても注目されています!

マーライオンやマリーナベイサンズはシンガポールのランドマークとして有名ですが、いわゆる観光地から外れた郊外では、シンガポール人のリアルな生活を垣間見ることができます。

そして、住んでみて初めてわかったことなのですが、シンガポールは「超・超・超保守的国家」です!

この「リベラル」か「コンサバ」かという議論ですが、シンガポールに関しては、かなり特殊です。

シンガポールは、東京23区程の小さな国家です。

「デジタル政府」や「エコに対する取り組み」など、先進的な取り組みとして世界中から注目されています。

一方で、国内に目を向けてみるとまだまだ古い価値観が色濃く残っています。

シンガポールのLGBT事情

LGBTとは、L(レズ)・G(ゲイ)・B(バイセクシュアル)・T(トランスジェンダー)の頭文字であり、性的マイノリティを示します。

LGBT に寛容的な国といえばどこでしょうか?

率先して様々な仕組みを取り入れるなど、アメリカやヨーロッパがあげられるでしょう。

シンガポールの LGBT 事情なんて、なかなか世間には出回っていません。

海外から積極的に移民を歓迎するなど、なんとなく「寛容的」でありそうなイメージがあるかもしれません。

ゲイは法律違反!

結論から言うと、シンガポールでは「ゲイ」が法律違反とされています。

正確に言えば、合意の上であっても「男性間の性行為」が法律違反となっています。

世界に目を向けてみれば、他にも LGBT が法律で禁止されている国はありますが、その多くは宗教的理由が多いです。

シンガポールは多民族国家なので、国としての宗教はありません。

なぜ、「ゲイ」は法律違反?

では、なぜ「ゲイ」が法律違反とされているのでしょうか?

シンガポールは、リー・クアンユーによって1代で形成された国家です。

その息子である、リー・シェンロン首相が次のような演説を行ったことがあります。

シンガポールは基本的に保守的な社会であり、家族は社会における基本単位となっている。そしてシンガポールにおける家族とは、一人の男性と一人の女性が結婚し、子供を授かり育てあげることを、継続的な家族の形に沿って行われていくことであります。

今でも、社会インフラの多くにリー家の息がかかっています。

この多民族国家をうまく管理するには、半ば独裁的な統治が必要となります。

こうした中国の儒教的な考えを徹底するに至ったのです。

ムチ打ちの刑

「男性間の性行為」に対する刑罰として、ムチ打ちの刑があります。

ムチ打ちの刑は、かつて拷問の方法として広く世界で行われていた刑罰です。

しかし、現在でもシンガポール・マレーシア・イスラム諸国などで行われているそうです。

実際に摘発例や適用例は少ないそうですが、友人曰く「 LGBT に対する差別」は社会的に強く残っているそうです。

まとめ

わさび

今回は、シンガポールの知られざるLGBT事情について紹介しました!また、シンガポール国立大学の有名な法律学教授が、「ゲイを禁止する条例」の撤廃に動き出すなど、事情が好転する兆しもあります。